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【平成29年1月1週号ひょうご版】
■【赤穂市】農業高校教師から転身−新技術を積極的に取り入れ
「章姫」や「紅ほっぺ」などイチゴ4品種約1万株を栽培する丸尾友明さん(37)は、2014年 に赤穂市中広で「まるおファーム」を開園した。
農業高校の教師から転身した際には、周囲から驚きの声が多くあったが、「農業について家族の理解もありました。就農することで家族と過ごす時間が増え、本当に充実しています」とほほ笑む。
農業研修を経ずに就農した丸尾さん。県内の先輩農家からのアドバイスを受けつつ、16年末、電照を利用して栽培する品種「さちのか」に取り組むなど新技術にも積極的に挑戦する。会員制交流サイト「フェイスブック」上のグループ「いちご屋さんサミット」では、日本全国のイチゴ農家とつながり、防除技術の情報共有なども行う。
「まだ定例会には参加できていませんが、いつかお互いのイチゴを持ち寄って集まるのが楽しみ」と、志を共にする仲間の存在が刺激になっている。丸尾さんは観光協会や温泉旅館に、まるおファームのイチゴ狩りを紹介してもらうなど新たなタイアップも進めている。「2月からイチゴ狩りも始まるので、観光面でも力を入れたいですね」と、まるおファームのイチゴを地域の新しい魅力として発信する。 (千草駿二郎)
イチゴ 丸尾 友明さん 赤穂市
イチゴの栽培ハウスで丸尾さん
■【淡路市】周囲の支援で着実に成長−経営安定へ腕磨く
「自分が作った作物を『おいしい』と言ってもらえた時は、とてもうれしい」と話すのは、2014年に就農した池本美和子さん(40)。
大阪で事務職をしていたが、結婚を機に11年、夫の地元・淡路市へ移り住んだ。現在、夫は会社勤務で、義父と二人でイチジク15eやブロッコリー30e、タマネギ50eを栽培している。
都会で農業とは接点の無い生活を送っていた美和子さんが就農したきっかけは、夫の実家へ帰省した時、義父の農作業を手伝ううちに自然と直接触れる農業の素晴らしさを実感したこと。苦労して収穫した米を初めて食べた時、おいしさに思わず感激したという。
当初はうまくいかないことも多かったが、義父や周囲のベテラン農家のサポートもあり、着実にステップアップしている。以前、タマネギが生育不良を起こした際には、「粘土質土壌が原因ではないか」と普及センターやベテラン農家の助言を受け、土壌の改良に取り組み、生育良好で奇麗なタマネギができるようになった。
美和子さんは「丹精込めて作った農作物を多くの人に食べてほしいので、栽培規模と販路を拡大したい。栽培方法などを一層勉強し、経営を安定させる必要がある」と目標達成に向け、日々研究に励む。 (安田健吾)
イチジク・野菜など 池本美和子さん 淡路市
イチジクの前で美和子さん
■【丹波市】ハウスも導入し規模拡大−営農方針決める年に
丹波市市島町の梅内稔さん(43)は、2010年にIターンして就農。季節に応じて少量多品目の野菜を中心に栽培している。
伊丹市で仕事をしていたが、有機農業を行うため1年間の勉強と1年半の研修を受けた後、農場スタッフとして1年間勤務。市島町で就農した。
「おいしい野菜を食べることが好きで、野菜の栽培にも興味があった」と梅内さん。自分が熱中できて、消費者にも喜んでもらえると農業に就いた。
「農薬に頼らない栽培は難しいが、作物を収穫できた時はうれしい。お客さんが野菜を安心して食べ、おいしいと喜んでもらえることが一番」と話す。
就農当初は露地60eで野菜を栽培していたが、徐々に拡大。今では1fを超えた。16年にはビニールハウス7eを建設し、ホウレンソウを中心に葉菜類の通年栽培を開始。規模拡大と生産量の安定を図ってきた。
「今までは手探りでいろいろ試してきたが、今年はその集大成で、今後の栽培方法や作物を決める時期に来ている」と今年の目標を話す。今後について「お客さんが畑で作物を見たり、収穫ができたりするなど、愛着を持ってもらえるようにしたい。将来、さらに規模を拡大することも考えたい」と力強く話している。 (吉田豊彦)
葉菜類など 梅内稔さん 丹波市
「おいしく安全な野菜を作っていく」と梅内さん
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