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農業共済新聞(ひょうご版)

【平成28年11月2週号】近畿版

■米、野菜、卵を直販 若者を呼び込め 法人と協働で6次化へ
【荒木 健太郎さん、兵庫県たつの市】

【兵庫支局】大阪府茨木市出身で、2015年3月に新規就農し「けんたろう農園」を運営する、たつの市新宮町の荒木健太郎さん(32)。畑60eと水田約2.3fで、農薬と化学肥
料を使わずに野菜と水稲の栽培に取り組んでいる。さらに水稲栽培ではアイガモ農法を取り入れている。
荒木さんは今年2月に、水稲で兵庫県「エコファーマー」の認定を受けた。ほかに飼料を厳選した平飼い養鶏も行い、米や野菜、卵を宅配などで直販している。 高校の時に将来の夢で自給率100%の国を目指す「農業自給大国日本」を書き、農業を志した。大学卒業後、企業に就職するが、社会人4年目で退職し、就農希望者を対象とした日本農業経営大学校(東京都港区)1期生として、本格的な農業経営を学んだ。卒業後は祖母の住む、たつの市新宮町に移住して現在に至っている。
今後は法人との協働で6次産業化に取り組み、自家栽培野菜ジュースの販売のほか、
貸し農園や農業体験を開始する予定だ。

農業法人の設立が不可欠
荒木さんは集落営農の活性化を一番身近な目標としている。集落営農を取り巻く環境は、就農人口の減少や高齢化など深刻だが、都会の若者たちを呼び込むことで農業を活性化したいという荒木さんは、次のように願っている。 「都会の若者たちは、伸びしろのない
閉塞した都会より、発展性のある田舎に魅力を感じてほしい。田舎をどう改善するか地域と共に考え、協働で汗を流し、楽しく活動できる人が田舎に来るようになってほしい」そのためには若者たちの受け皿が必要で、従来の概念を超えた若者が自由に考え、活躍できる場として農業法人の設立が必要と考えている。田舎には活動のための素材が十分にあるとみる荒木さん。それらを掘り起こす都会の若者と、地域の人々のコミュニケーションが集落の活性化には不可欠と考える。 「みんなで協力し合い、若者が活躍できる農業を基軸に集落を活性化する。都会の若者たちの大きな可能性に農業の活路を見いだしたい」と荒木さんは農業の将来について話す。(足立尚)
収穫した稲をはざ掛けする荒木さん
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