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兵庫県農業共済組合連合会
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農業共済新聞(ひょうご版)

【平成27年3月4週号】

■【南あわじ市】直売所から島の魅力発信 地域をもっと元気に

「観光で来られた方に淡路島の新鮮でおいしい野菜を食べてほしい」という思いで、「産地直売かかし」を経営する南あわじ市の藤江唯覗さん(68)。主に地元農産物を販売することで地域農業を活性化する他、農産物の収穫体験を通し、観光客を呼び込むなど地域をもり立てている

産地直売かかしは2003年3月から運営を始め、淡路島に訪れる観光客だけではなく、地元住民が買いに来るほど人気がある。店頭には、近隣農家から直接仕入れた朝取れ野菜などが並ぶ。直接仕入れることで、運搬などの余計なコストがかからず、消費者へ安価で販売できる。また、藤江さんも店の周辺に農地を借り、農産物を栽培。取れたてを販売している。店は、店主の藤江さんの他、妻とパートの3人で交代しながら切り盛りしている。店で扱う商品は、淡路島の特産品のタマネギをはじめ、多彩な野菜類、淡路産米などで、季節に応じてタケノコや山菜も販売。食料品以外に、しきびや造花も取り扱うことで地元の利用者も多くなり、地産地消に貢献している。店に出荷する農家は小規模経営の人が多く、農産物の販売場所を提供することで、農家の耕作意欲が高まり、より多くの農産物を栽培してもらえる。その結果、地域の耕作放棄地解消にも一役買っているという。出品している農家は「売れることがうれしいです」と話し、農地を貸している農家は「農地の維持管理をしてもらえる」と喜んでいる。安全・安心を購入者に伝えるため、生産者の顔がわかるよう店内に生産者の顔写真を提示するなど工夫を凝らす。最近ではタマネギなどの収穫体験を実施し、まったく農業をやったことのないという都会の参加者からは「農業体験が新鮮だった」と好評だ。PRにホームページを活用している。農産物を全国発送するなど、淡路島の魅力を発信している。「最近はコンビニなどの調理済みの商品が増えて便利になっているが、産地直売は地域に密着し、新鮮さを特徴としています。購入者には、ここの食材を使って調理するおもしろさを実感してもらい、興味を持ってもらえれば」と藤江さんは話す。

<お問い合わせ・所在地情報>

産地直売かかし 南あわじ市八木養宜上960の1
連絡先 рO799・42・2896、Fax0799・42・2847
営業時間 午前9時〜午後6時(夏季は午後7時まで)、年中無休
 
淡路島を南北につなぐ国道28号線沿いの
ログハウス風の建物
 収穫したタマネギを販売用に準備する藤江さん

■【小野市】実演販売の歓声がうれしい

酒造好適米の代表と呼ばれている「山田錦」を使ったポン菓子の実演販売に取り組んでいる石井美里さん(34)。ファッション関係やアクセサリーのデザイナーとして仕事をした経験を持っている美里さん。いろいろな経験を生かして、魅力的な包装で販売する。農家に生まれ、幼いころから農業にふれて育った美里さん。祖父の死や東北の震災をきっかけに、祖父母や両親が続けてきた農業を私の代で絶やしてはいけないとの思いで、農業を継ぐことを決意した。使用していないハウスで野菜作りを始め、国の補助事業の青年就農給付金を受け、2011年に本格的に就農した。現在、アスパラガス10e、黒大豆33eの他、野菜7eを栽培する。販売しているポン菓子は、両親が栽培する山田錦を年間約1・2d仕入れて加工。直売所やイベントで実演販売している。美里さんは「人を喜ばせることが大好きです。ポン菓子の実演販売をしているときに、機械からのドォーンと爆発音の後、一呼吸おいてから湧き上がるお客さんの歓声がうれしい」と話す。「高級で、酒造用としか出回らない山田錦の珍しいポン菓子を作るのは私だけです」と胸を張り、2013年度には「小野うまいもんブランド」に認定された。「今後は、山田錦を使う酒蔵でポン菓子の実演販売をしてみたいです。また、大吟醸酒に合うポン菓子や超高級贈答用ポン菓子も作りたいです」と目標を話す。

<お問い合わせ>

ホームページ http://www.am-mirifico.com
 
ポン菓子を手に美里さん。
「超高級贈答用ポン菓子も作りた
いです」と話す。
 ポン菓子

■【養父市】求職者・事業主向けセミナー 農業分野になう人材育てる

農業の国家戦略特区に指定された養父市では、昨年12月に養父市地域雇用創造協議会(広瀬栄会長=養父市長、職員6人)を設立した。養父市の豊かな地域資源を生かし、農業などの重点分野で雇用機会の拡大を図り「養父市に住んで養父市で働く」を進めている。現在、事業主向けに「農業法人化・経営力向上セミナー」、求職者向けに「儲かる農業ビジネス講座」などを開催。好評を得ている。同協議会は、側面から戦略特区を支えることを目的としているため、新規就農希望者やI・Uターン希望者などに行政との連絡調整を密にして支援する。同協議会の実践支援リーダー・伍上大介さんは、「若者が農業に魅力や期待を持てるように支援したい。それが人口増、地域活性化、ひいては地方創生の一助となれば」と力を込める。

<お問い合わせ>

養父市地域雇用創造協議会 рO79・661・9002
(養父市商工会養父支所内事務局)
協議会の実践支援員の高本晋平さん奄ニ藤盛瞳さん。
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