加西市では、市内の酒米やブドウなどの農産物を使用した酒を振興するため、「加西の酒で乾杯」と書いたランチョンマットを製作し、PRしている。ランチョンマットは、北条鉄道「網引」駅のボランティア駅長を務め、駅舎で定期的に切り絵教室を開く妻木敏彦さん(70)が描いた切り絵を原稿に、和紙を使い1万2880枚を製作。加西市産の農産物を使用した酒を取り扱う飲食店などで使用されている。ランチョンマットには、市内で栽培が盛んな「山田錦」の稲穂や地域団体商標の「加西ゴールデンベリーA」のほか、名所など豊かな色彩の切り絵で表現されており加西市の魅力があふれている。「あれもこれもと加西市の特産品や名所を盛り込みました。ぜひとも加西のお酒で乾杯を」と妻木さんは話している。