兵庫のNOSAI HOMEご意見・お問い合わせサイトマップ
NOSAIとはNOSAI兵庫の概要お近くのNOSAI兵庫県農業共済会館今日のお天気

兵庫県農業共済組合連合会
〒650-0011
神戸市中央区下山手通
4丁目15-3
TEL 078-332-7154
FAX 078-332-7152
<会議室の予約先>
TEL 078-332-7165
FAX 078-332-7172
 

農業共済新聞(ひょうご版)

【平成27年2月4週号】

■【豊岡市】地域のPRに多彩なイベント 活気あふれる山里へ

「何としても集落を未来につないでいきたい」們們奥山観光ほたるの郷(徳網武男代表=69歳)では、豊岡市出石町奥山地区にある資源を掘り起こし、さまざまなイベントを通じて多くの人に訪れてもらうことで、地域の良さを分かってもらい、移住や定住に結びつけようと活動を続けている。

奥山地区は、上下水道施設が20年ほど前に敷設され、乗合タクシーも運行しているが、立地的に便利な所ではない。農業にも不向きな土地で、蚕や但馬牛の飼養者もいなくなり、住民の減少は続いている。過疎化は1980年代に住民数が30人台になったころから始まり、現在は7世帯14人と社会的共同生活の維持が困難な危機的集落に該当している。徳網さんは区長の他、農会長、農業共済部長を務めるなど、集落存続のために奮闘してきた。「何としても集落を未来につないでいきたい」との一心で、思いを同じくする集落の出身者や近隣の支援者などに相談し、人を呼び込むための農園付き貸別荘整備を構想。豊岡市の支援もあって、2012年3月に地域活性化の推進組織である「奥山観光ほたるの郷」を設立した。4月には土砂などに埋もれていた金鉱山跡の再生への取り組みを開始。現在では、坑内探険を提供し、近隣の小学校で社会学習で利用されたり、イベントで活用したりと、里山の名所として知られるようになってきた。同地区には自然環境のバロメーターのホタルが多く生息していることから、自然環境を守る活動も継続的に行う。また、6月下旬にはほたる祭りを開催。今年で34回目を迎え、毎回、地区外から多くの人が町を訪れる。春には米の手植え体験を、秋には手刈りでの収穫体験を実施。乾燥した後、参加者自らが餅つき大会を開催し、地域住民との交流を図っている。地域住民のひたむきな活動で、奥山地区を盛り上げるために結成したファンクラブの会員だけにとどまらず、市内のボーイスカウトや県立大学の学生など、着実に交流の輪が広がっている。また、国と県の補助事業を活用し、13年から空き古民家を改修して交流拠点施設を整備し、養蚕場だった2階はギャラリーに改修。隣接している蔵は麹室に再生した。地域住民が持つ知識や知恵を出し合い、その麹を使用した味噌造りも行う。さらに、同地区を訪れた人が一時的に滞在・利用できる居住施設などの整備も進めている。「できることは限られるが、共感者を増やし、地域を盛り上げていきたい」と徳網さんは笑顔で話す。

<お問い合わせ先>

徳網武男さん 0796・52・6263






 
炭焼きを体験する子どもたち 手作業での田植え風景 

■【三木市】将来性感じて就農 夢は雇用の場創出

「家庭菜園をするうちに、農産物を育てる喜びと将来性を感じ、就農しようと思った」と話す真杉園英さん(45)。コンピュータープログラマーの仕事を辞めた後、農業大学校で研修を受け、三木市志染町で新規就農した。真杉さんは高砂市在住だが、農業大学校の卒業を控え、ハウス付きの農地を探していたところ、三木市で希望する農地を借りることができた。現在、5棟のハウス(10e)で主にイチゴ「章姫」を養液土耕栽培する。「最初のころは、イチゴが病気にかかるなどの苦労はあったが、農地をお世話していただいた方や、ご近所の皆さんの手助けで農業ができることに喜びを感じています」と感謝する。「今後は、地域の方と6次産業化や直売所を設けるなど規模拡大を図り、労働の場を提供できるようになれば」と目標を話す。

イチゴの成長を見守る真杉さん。「農業ができることに喜びを感じています」と話す

■【姫路市】駅の地下通路で月1マルシェ 人と人をつなぐ場に

「播磨の元気な農家が作る地元野菜を食卓に」と姫路駅前キャッスルガーデン地下通路に毎月第1水曜日に開店する「えきまえ御結び市」。一般社団法人ひとネットワークひめじが中心となり、農業者を応援する直売所として一昨年オープンした。現在、18農家が登録し、心を込めて作った野菜をはじめ米、果物、卵などを販売。商品は奇麗に袋詰めされ、手に取りやすいように陳列されている。野菜農家の鈴木広史さん(39)は「その場での試食や料理の方法を教えあうなど、直接消費者の声が聞けるので勉強になります」と話す。事務局の内海昌見さんは、「えきまえ御結び市は農家と交流できる直売所として人気です。農家と消費者、農家と農家、農家と飲食店がどんどんつながるといいですね」と笑顔で話す。

<お問い合わせ>

ひとネットワークひめじ 079・224・2928
営業時間 毎月第1水曜日(午前時〜午後7時)
「野菜が新鮮で安いので、毎月来ています」と話す地元の女性
↑ ページトップへ
個人情報保護方針勧誘方針コンプライアンス基本方針
コンプライアンス基本方針
Copyright(c) 兵庫県農業共済組合連合会 All rights reserved.