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家畜飼育アドバイス

獣医師からのアドバイス等

 臨床獣医師の調査・研究の成果を取り上げる雑誌『家畜診療』の中から、ちょっと気に留めておきたい事例を紹介します。

■ちょっと気になる家畜診療の話

<衛生管理の点検>

 子牛用の初乳および生乳中の細菌数は少ないのに、子牛の下痢が多発する牧場では、バケツなどの汚染により大腸菌群が増加して下痢の原因となっています。洗浄など衛生的な取り扱いに気をつけてください。

<飼養管理の点検>

 繁殖障害のうち、発情微弱で悩むケースでは血糖値の低下、リピードブリーダー牛群ではコレステロールの低下が見られました。また乳房炎多発農家は高BUNを示し、体質の悪化が疑われるケースや、低BUNを示して免疫力低下が疑われたという事例が報告されました。これらの問題を抱える牛群では、飼養管理の点検を行いましょう。

<尿石症の点検>

肥育前期に高リン、高タンパクの糟糠類(そうこうるい)を多給すると、尿のpHがアルカリに傾き、結石ができやすくなります。加えて早期にビタミン欠乏状態に陥れば、結石の形成が助長されます。

<リッキング効果とは>

子牛が出生した5分後の活力により、初乳の吸収状況を調査したところ、元気のない子牛は二四時間後の免疫グロブリン(IgG)量が低い傾向にあります。母牛が新生子牛を舐(な)めるリッキングには強い全身マッサージ効果があり、呼吸や血液循環を促進させてIgGの吸収能を高めることができたという報告があります。万が一、母牛がリッキングできない場合は、人の手で全身のマッサージを施すようにしてください。
D新月に発病がピーク
秋田県の獣医師は過去10年のカルテを調査。その結果、月と太陽の引力を一番受けやすい新月に発病がピークになり、特に細菌の感染性疾患の多くが、この例になるという調査結果を報告しています。

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