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兵庫県農業共済組合連合会
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家畜飼育アドバイス

獣医師からのアドバイス等

■定期的に肝蛭を駆虫しよう

<原因>

肝蛭は文字どおり牛や山羊の肝臓に寄生するヒルで、肝臓を食い血液を吸うことにより重大な被害を与える寄生虫です。和牛、乳牛ともに現在でもみられます。その生活環は肝臓の中で産卵された卵が便とともに排泄され、水田などで孵化し幼虫は水中で生息するヒメモノアラガイという小さな巻き貝に寄生して発育し、幼虫は水中に出て稲や水草に付着しサナギになって牛や山羊に食べられるのを待っています。 牛の口から入ったサナギは小腸粘膜を突き破り腹腔内を遊走し肝臓表面から肝臓に進入し、約1カ月間で肝臓を食し成長しながら胆管に到達し、そこで3カ月間吸血し成虫となり産卵を始めます。

<症状>

 削痩、貧血、食欲減退、繁殖障害などの症状を示します。しかし大部分は症状を示さず慢性化します。

<治療および予防>

トリクラベンダゾール(製品名:ファシネックスを40〜50mlか条虫にも効くビチオノール(製品名:ビチン)10〜15gを単回強制投与します。

繁殖和牛は、投与の時期を分娩後1カ月と決めて念1回は必ず駆虫を行って下さい。また、乳牛は乾乳する時に駆出を行って下さい。

予防としては、稲ワラからの感染が多いため、稲ワラを翌年の1月以降に給与するようにします。 肝蛭なんて昔の病気だなんてあなどる事勿れ・・・。

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