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農業共済新聞 |
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兵庫県農業共済組合連合会
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神戸市中央区下山手通
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家畜飼育アドバイス
獣医師からのアドバイス等
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■カラスの被害と防除
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日本に生息する主なカラスは、嘴の大きさにより、ハシブトカラスとハシボソカラスの二種類に別けられています。
ハシブトカラスは、森林を好む傾向にあり、2月から6月下旬に繁殖期を迎え肉食性となって攻撃性を増し、最近の都市部で問題を起こしているカラスです。一方ハシボソカラスは草原を好み農作物の被害発生が多いとされています。
兵庫県下では、西播基幹家畜診療所の中村善彦獣医師が、2年前、東播基幹家畜診療所管内で発生した「牛に対するハシブトカラスによる被害実態」を報告しています。被害はフリーストール形態で成牛50頭、育成牛10頭を飼養している牧場で起きました。牛床のベットに使用している古タイヤのワイヤーがむき出しとなり、乳房にできた小さな刺し傷からの出血が原因で、カラスが乳房をつつき穿孔(せんこう)し、その結果1999年春に8頭が乳房炎を発症、そのうち1頭が死亡し、3頭が廃用。2000年春にも8頭が被害を受けたというものです。
カラスの対応策として、牛舎の周りにCDや園芸用ネットを設置するなどを試みましたが、決定的な方法がなくあきらめていました。管内の牧場で、鳥獣害防止機器「ロケットバング」を設置し効果を上げています。
この牧場もフリーストール形態で、以前からカラスが牛舎内を自由に出入りし、乳房以外にも手術後の創面や分娩(ぶんべん)後の陰部をつつかれるという被害に悩まされていましたが、この「ロケットバング」を設置してから、随分とカラスの被害が減少しました。
この機械は、プロパンガスを使用して爆発音を発生させ、おどしボールがワイヤーに沿って打ち上げられることで鳥類を追い払うものです。設置場所は注意を必要としますが、取り付けて1年、牧場の牛舎敷地内で、見るカラスは少なくなりました。 |
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<「ロケットバング」に関する問い合わせ>
株式会社ショーシン 本社・工場
〒382-0005 長野県須坂市小河原2156 電話026-248-7590 |
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