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農業共済新聞 |
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兵庫県農業共済組合連合会
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家畜飼育アドバイス
獣医師からのアドバイス等 |
■この時期から始まっています「子牛のかぜ(肺炎)」予防
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子牛のかぜ(肺炎)は様々なウイルス感染により毎年冬季を中心に発生することが多いので、われわれ獣医師も夏季は今まであまり気に止めることもせずにいました。
けれども冬に向かうこれからの季節こそ、子牛のかぜ(肺炎)の予防に最適なのです。
子牛の免疫には母乳摂取による受動免疫と感作による自己免疫の二種類があります。免疫の中で重要なものの一つに免疫タンパクの一種・IgGがあります。このIgGの血液中の濃度は生後約一ヵ月前後で最低となり、この時期は病気に罹りやすい時期ともいえます。
ですからその時期にかぜ(肺炎)をひいてしまうと、慢性化したり再発を繰り返して増体が見込めなくなってしまいます。
そこで登場するのがワクチンです。生まれてから1〜3カ月の間に5種混合生ワクチンを接種するのです。一回でもいいのですが、できれば2〜3週間後にもう一度接種しておくと効果が持続するのでお勧めです。
詳しいことやわからないことは最寄りの家畜診療所にお尋ねください。
もちろん牛舎内の換気の励行と雨の日に子牛を濡らさないようにすることは予防の基本です。
転ばぬ先の杖ならぬ、転ばぬ先のワクチンです。
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