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家畜飼育アドバイス

獣医師からのアドバイス等

■東洋医学の神秘・・・?

暑い夏が間近い今日、牛に種が付かない、発情がはっきりしない、またホルモン剤が効かないとお悩みの農家さんにぜひ試していただきたいのがお灸です。
農家さんの中には、腰や肩の痛みなどでマッサージや鍼灸を経験した人もいらっしゃると思います。人の体には気が通る道があって、この気の通路のことを経絡といい、この経絡のところどころが体表に現れています。これが経穴、つまり'つぼ'です。人にあるということは当然牛にもあるわけです。つぼに灸をすえることにより気のリズムのバランスを矯正し、体を調整して、生理的機能を改善していこうというわけです。まあ、ややこしい話はさておき、今回は繁殖についての代表的なお灸について紹介したいと思います。

<準備するもの>

もぐさ、味噌(ダシ入りでも可)、ライター、消化用バケツ(念のため)

<手順>

(1) 牛を保定し、尻尾も固定する。(尻尾でもぐさを払い落とさないため)
(2) 味噌をつぼに薄く塗る。
(味噌には、もぐさをくっつける接着剤の働きと、やけど予防の効果がある)
(3) ピンポン玉ぐらいの大きさにしたもぐさを味噌の上に置く。
(4) ライターで火をつけ、後は燃え尽きるまでひたすら待つ。
(火事がいかないようお灸のときは必ず最後まで側に居て下さい)
(5) (1)〜(4)を1日1 回、3日間繰り返す。後は発情を待つのみ!

<お灸場所(8ヵ所)>

天平(てんぺい) :最後の肋骨を背骨の方にたどってあがり、背骨との交わるへこみ
後丹田(ごたんでん):天平の1つ後ろのへこみ
腎門 (じんもん):後丹田の1つ後ろのへこみ
安腎(あんじん) :腎門の1つ後ろのへこみ
百会(ひゃくえ) :左右の腰角を結び、背骨と交わるところ
帰尾・尾帰(きび・びき) :百会から腰角へ8cm離れた左右のところ
尾根(びこん) :尾を持って上下に動かすと尾の付け根のところで動きの止まるところ

興味を持たれた方は、ぜひ1度おためしあれ!

注)熱があったり、衰弱が激しいときは避けて下さい。

(中国獣医針灸療法,1978)

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