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農業共済新聞 |
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兵庫県農業共済組合連合会
〒650-0011
神戸市中央区下山手通
4丁目15-3
TEL
078-332-7154
FAX
078-332-7152 |
<会議室の予約先>
TEL
078-332-7165
FAX
078-332-7172 |
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家畜飼育アドバイス
獣医師からのアドバイス等 |
■酪農のバイオセキュリティー
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消費者をターゲットにした生産物の品質や安全を確保するために、バイオセキュリティー「病原微生物防御」に対する意識が高まっています。これは、有害なものが農場に侵入するのを防止するシステムのことです。
微生物の侵入経路は、外来者・車輌・導入牛・飼料・飲用水などがあり、これらを遮断し、農場に定着させないために何が実施できるかを以下にピックアップしました。
(1)場内の牛群
酪農は、オールイン・オールアウト形態による飼育管理ができないので、病気のスクリーニングとして、血液・便・牛乳のサンプルテストならび疾病をチェックします。また、病気が広がらないように病牛を隔離しておきます。
(2)作業動線の管理
作業従事者は、担当業務(子牛・搾乳など)を分け、担当以外の牛に接触する機会を少なくし、作業靴・作業衣を変えます。
外来車輌は必要最小限の場所までの進入とし、外来者には農場専用の靴・衣類に交換してもらいます。
(3)導入牛
病気(乳房炎・呼吸器病・PDDなど)がない牛を信頼できる農場から導入します。また、妊娠牛は分娩前45〜60日までに導入してください。
(4)消毒
バイオセキュリティーの最重要手段で、農場外からの病原微生物の侵入を防ぐ基本になります。
<外来者の履物・衣類の消毒>
踏み込み消毒槽は効果がないので、農場は自主的に外来者に備え、農場内専用の靴(長靴)・衣類を準備して、交換してもらうようにします。
<車輌の消毒>
特にタイヤを中心に発泡消毒・浸漬消毒を行ってください。
以上ですが、実際には身近なところから実施するため担当獣医師に相談してください。 |
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