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営農ワンポイント

水稲

兵庫県産主食用うるち米の作付け状況は、良食味3品種である「コシヒカリ」「キヌヒカリ」「ヒノヒカリ」が増加し、2006年産では97%を占めています。しかし近年、品質低下(1等米比率低下)が問題になり始めています。その対応策として、水管理は重要です。そこで、これからの水管理について考えてみましょう。

■水稲栽培における水管理のポイント

                兵庫県立農林水産技術総合センター 専門技術員 鍋谷敏明
1 活着以降中干しまで
 やや浅水での管理を基本とします。湛水(たんすい)と落水を繰り返す「間断潅水(かんすい)」を行い、稲の分げつを促します。
 近年、この時期が高温となり、分げつが過剰となる傾向が続いています。このような場合は、水を深めにためることで分げつを抑制することができます。
2 中干し
 分げつが目標穂数の約80%確保されたころ(田植え後30〜40日)から中干しを始めます。田の表面に小さな亀裂ができ、踏み込むと軽く足跡がつくまで田の土を干してください。一般的な水田では、7〜10日間程度です。ただし、田の表面に「指が入るヒビ割れができる程の強い中干し」は、稲の根を切り、稲株そのものを弱らせますので、避けてください。
3 中干し終了以降
 稲の根に酸素を与え、もみの登熟を向上させることが大切です。田の表面に水がたまっていない「飽水管理」を行います。土がようかん状で、足跡に水がたまる程度の水管理です。ただし、十分に水が確保できない場合は、間断潅水を励行してください。
 特に中干し直後の入水で急激な湛水を続けると、根腐れの要因となりますので注意して下さい。
4 落水
 早期落水は避けます。一般的な落水時の目安は、出穂後30日ころですが、土質や排水条件に応じて行ってください。やせ地や漏水田では落水をできるだけ遅らせ、逆に湿田や肥沃(ひよく)田では早めに落水する必要があります。

 
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