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農業共済新聞 |
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兵庫県農業共済組合連合会
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営農ワンポイント
水稲
水稲初・中期の主要病害虫防除のポイントを説明します。 |
■水稲病害虫防除の留意点
〔病害〕イモチ病は、発病した水稲の種もみ、もみ殻、稲わらに付着して越冬します。これらが翌年の伝染源となり、苗イモチ、葉イモチの発生を引き起こします。本県うるち米の主要品種である「コシヒカリ」「キヌヒカリ」「ヒノヒカリ」は、イモチ病には余り強くないので注意が必要です(表参照)。
育苗期の対策としては@種子消毒(薬剤、温湯)の徹底A厚播きを避けるB育苗場所周辺に稲わら、もみ殻を放置しないC育苗管理では、チッ素や水分過多にしない―などが挙げられます。また、本田では、@田植え時の育苗箱施用剤使用A置き苗(補植用苗)の早期処分Bチッ素肥料の過剰施用を避ける―などです。
紋枯れ病は、近年増加傾向にあります。常発田では、田植え時の育苗箱施用剤使用が有効です。本田では、過繁茂を防ぐためチッ素肥料の過剰施用や密植を避けることが重要です。
〔虫害〕イネミズゾウムシは、田植えが始まると越冬成虫が周辺雑草から本田に侵入します。田植え直後に加害されると被害が大きくなります。葉に白く細長いかすり状の食害痕が発生していないか注意が必要です。
縞(しま)葉枯れ病はヒメトビウンカが媒介します。県下のウイルス保毒虫率は低下していますが、地域による差もあるので、いわゆる「ゆうれい症状」の発生には注意してください。
そのほかの害虫を含めて、水稲生育初期〜中期の害虫対策として効果の持続性に優れる育苗箱施用剤が有効です。それぞれの地域で問題となる害虫を軸に薬剤を選定します。薬剤の使用に当たっては、使用基準に基づいた適正な使用を心がけて下さい。 |
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