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農業共済新聞 |
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営農ワンポイント
水稲
平成15年7月4週号の農業共済新聞兵庫版で掲載した水稲の病害虫に関する「ワンポイントアドバイス」をまとめました。 |
■イネの病害虫の発生状況と防除の留意点
兵庫県立農林水産技術総合センター
専門技術員 二井 清友 |
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今年は5月から6月にかけて降雨量が多く、日照不足気味で推移したため、一部の病害虫発生状況には十分に注意をはらう必要があります。これまでの時期において発生に特徴のあった病害虫について紹介します。今年は5月から6月にかけて降雨量が多く、日照不足気味で推移したため、一部の病害虫発生状況には十分に注意をはらう必要があります。これまでの時期において発生に特徴のあった病害虫について紹介します。
<イモチ病>
6月の中下旬にかけて県内の多くの地域で感染好適条件が続き、県立農林水産技術総合センター病害虫防除部による7月上旬の巡回調査では発生圃場が多く、7月9日に「葉イモチ」の発生予察注意報が発表されました。本病の発生適温は20〜25℃で、葉上に結露しやすい条件の時に発生が助長されます。今後、長期間の弱い雨、曇天、霧、日陰、無風などの気象条件が続くと、葉イモチから穂イモチに移行する場合があるので注意を要します。
<ウンカ類>
今年は梅雨前線の影響で、6月2〜4半旬にかけて西日本にウンカ類(トビイロ、セジロ)の飛来があり、兵庫県でも、6月3半旬に淡路でセジロウンカが一夜で300頭以上、7月上旬の飛来量の合計は1,000頭以上と、大きな飛来波がありました。トビイロウンカの飛来は7月中旬の時点で認めていませんが、今後天候が高温・乾燥条件で推移するとウンカ類の密度が増加する場合があるので注意が必要です。
<対策>
イモチ病については移植時に対象薬剤を施用していても、発病を認めた圃場では治療効果の高い薬剤による防除を実施してください。ウンカ類に関しては対象防除剤を育苗箱施用していれば問題はないと考えられます。しかし、天候などの諸条件によっては多発する場合があるので圃場での発生状況をよく観察して、発生が多い場合は臨機で防除を行う体制を整えておくことが重要です。 |
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