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営農ワンポイント

水稲

平成15年4月4週号の農業共済新聞兵庫版で掲載した水稲の病害虫に関する「ワンポイントアドバイス」をまとめました。

■稲の補植は必要なし

兵庫県立農林水産技術総合センター
専門技術員 三崎 恒敏

田植え直後に田に入り、欠株や1〜2本植えの株に補植する農家の人たちをよく見ます。果たしてその効果はあるのでしょうか。検証をするため、品種は「日本晴」、坪当たり約65株植えで行った試験結果を紹介します。

まず、株当たり植え付け本数と収量(10a当たり)の関係。(1)苗質が同じ場合(苗箱当たり乾もみ150g播き)=株当たり6本と3本植えの収量は、6本植えでは615kg、3本植えでは658kgでした(2)苗質が違う場合(乾もみ200gと100g播き)=200g播きでは約7本、100gでは約4本の植え付け本数となり、収量はそれぞれ567kgと606kgとなりました。これらの結果から、植え付け本数は3〜4本で十分であることが分かります。

次に、欠株と収量の関係。(1)連続した欠株の場合=欠株の周りには正常な稲株があり、欠株がない時の収量を100%とします。1欠株の収量は102%、2欠株では99%、3欠株では96%となりました(2)5条田植機を4条で植えた場合=植え付け株数は80%となりますが、収量は95%でした。これらの結果から、欠株や条間が広がっても、光が稲に多く当たることによって、収量が補われることが分かります。

以上のことから田植え後、苗の1本や2本植えまたは1株や2株の欠株があっても、その後の栽培管理を十分に行えば、周りの稲が補償作用を働かせ、収量には大きな影響がないといえます。

さあ、今年は「田植え後の補植なし」としましょう!

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