農業機械は農家には欠かせない大切な生産資材です。事前点検を実施して田植作業を円滑に行いましょう。 ◎エンジン部関係 @始動前にエンジンオイル漏れや液量・汚れのチェックをする。エンジンオイルの点検を怠れば、潤滑が悪くなり焼きつく場合も。オイル交換は使用前にすること Aフアンベルトの亀裂・張りの点検を行い、損傷個所は交換する Bバッテリーの充電や液の比重・量を確認しよう。 長期保管時は燃料タンク・キャブレター内を空にすること。 ◎走行部関係 @タイヤの空気圧 Aハンドルの左右の遊び Bブレーキペダルやクラッチぺダルの遊びの量―を点検しよう。 このほか、マニュアルにある必要部分へ、ひと通り注油する。思わぬ異常個所が見つかるかも。 ◎植付部関係 @マーカー作動など油圧昇降作動 A植え付け爪(つめ)の磨耗・損傷―などのチェックを。植え付け爪の交換時期は植え付け姿勢が斜めに乱れたら交換が必要だ。 施肥機清掃として、ホース残肥料清掃、送風モーター作動、運転席モニターの確認をする。 最近は施肥機を装備した機械が増えている。雨天時の田植は肥料詰りの原因になる。雨天時の田植は中止しよう。 ★異常時の原因究明のポイント @田植機本体 A苗など圃場条件―から見分ける必要がある。