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農業共済新聞(ひょうご版)

【平成26年7月2週号】

【多可町】山裾や川岸に金網柵やのり網 地道な対策で効果 

 多可町加美区鳥羽区長の古家康吉さん(57)は、「今年度になってからシカがわなに掛かっていない。シカが捕獲わなに対して警戒しているのと、集落の山裾に設置した金網柵の整備が進んだことが影響しているのではないか」と日ごろの獣害対の成果を話す。
 同地区では15年前ごろからシカ被害が多発するようになり、各戸でのり網や電気柵を設置。シカを集落に近づけさせないなど一定の効果はあったが、被害が減らず、2011年度からシカを捕獲するために箱わなを設置した。箱わなの設置、まき餌の入れ替え、捕獲したシカのとどめ刺しや埋却処理は、古家区長と近隣の多可猟友会有害鳥獣駆除班員の2人が担当。シカが箱わなに掛かった際には、近隣の住人から連絡が入る。夜間にわなに掛かるため、朝の出勤前にシカのとどめを刺し、同地区が所有する山林まで運ぶ。穴を掘って埋却するまで1時間程度かかる。「2人の後継者と死骸の埋却場所やまき餌の米ぬかの確保に苦労している」と古家区長は話す。
 現在は、国の補助金などを活用し、シカを防ぐ効果の高い金網柵を山裾に約6`
設置。メンテナンスが簡単にできるように人里近いところに設置した他、遮る樹木の伐採や枝打ちを行う。地権者が地元住人だけではなかったため、伐採などの同意を得るのに苦労したという。また、河川からの侵入を防止するため、護岸には地区単独でステンレスワイヤ入りののり網を設置している。道路や河川、水路など柵が設置できない場所には、周辺に箱わなを仕掛けることでシカ被害がほとんどなくなった。しかし、近ごろではサルが出没。農産物への被害もあるが、子どもにも危害を加える恐れがあるため、金網柵の上に3段の電気柵の設置を検討している。「資材だけでも約240万円かかり、設置作業は地域全体の協力を得なければなりません。獣害対策は農家だけのことではなく、地域全体で取り組む課題であると、住民全員の意識改革が必要」と話し、より一層、地域の獣害対策に取り組む

多可町有害鳥獣対策協議会の委員も務める古家さん 昨年は7基のわなで17頭のシカを捕獲

【宍粟市】人工知能付き囲いわなを導入 確実に複数頭捕獲 

 「猟の担い手が減っていることには頭を抱えるが、今回設置した囲いわなは優秀で役に立つ。獣害対策の一環で少しでも地元に貢できれば」と話すのは、「兵庫県猟友会宍粟支部下三方班」の班長を務めるア信雄さん(65歳=宍粟市一宮町)。同班は、宍粟市一宮町の中部を中心にシカやイノシシなどの害獣駆除を行う。
 構成員は8人で、最年長者は78歳、平均年齢は70歳を超えている。通常は4、5人が一組になり、週に2、3日活動。活動日には朝7時に集合して準備し、8時から正午までシカなどの出没予測箇所を見
る。付近の集落を含め、一帯で山沿いに防護柵を設置しているが、日々の見回りに追われ、倒木などで破損した箇所の復旧作業まで手が回らず、柵のメンテナンスは思うようにできていないという。
 そのような状況の中、宍粟市が国の補助事業で購入した野生動物自動監視・捕獲制御システム「AI(人工知能)ゲート」の情報を聞き、シカの捕獲に利用を検討。土地の所有者から設置の承諾が得られたのと、その場所はアさんたちが維持管理していく上でも利便性に優れていたため、設置に踏み切った。使用方法は、初めにゲート内にぬかやニンジンの葉などの餌をまいて餌場を作成。制御システムを「確認モード」にセットすると餌を目指してゲート内に入ってくるシカをセンサーがカウントし、日ごとの通過頭数を記録する。次に「捕獲モード」に切り替え、前日の通過頭数などを確認し、捕獲したい頭数を設定。その頭数がゲート内に入った瞬間に、自動的にゲートが閉まり捕獲する仕組みだ。「現地で頭数などを入力する手間はあるものの、効果は上々で、一度に2〜4頭ほど捕獲ができる。一度捕獲すると他のシカは1、2週間近づかなくなるが、餌付けした
シカを確実に捕獲できるので、今後も成果を期待する」と話す。市からの設置許可期間は4月中旬〜7月中旬だが、許可期間の延長を申請し継続したい考えだ。

今年4月に地元猟友会がAIゲートを設置した 記録された通過頭数の確認 
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