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農業共済新聞(ひょうご版)

【平成26年4月4週号】

上郡町産地を支える力

 上郡町の平山安博さん(66)は、栽培が難しく希少価値の高い「ナイルメロン」を特産品として売り出している。平山さんが所属する上郡メロン部会(会員4人)では、会員間で栽培技術の研さんを図りながら、品質向上に努めている。

 平山さんは、退職したのをきっかけに県のレンタルハウス事業を活用し、コマツナなどの葉物野菜を栽培。ナイルメロンを地元の特産品にしたいとJAから栽培依頼があり、栽培を始めた。JAと普及センターに栽培の基礎から指導を受けて取り組んだが、大きな玉が収穫できるようになるまで6、7年かかったという。「栽培を始めたころは失敗ばかりでした。病気になっても対処方法が分からず、いろいろな人に教えてもらいながら試行錯誤を繰り返しました。周りに助けられながら、なんとかやってこられた」と当時を振り返る。
 メロン栽培では、水やりのタイミングと量のバランスが難しく、誤ると奇麗なネット模様が入らなかったり、割れてしまったりすることがある。「充実した玉を作るには、つるがいい状態でなければならないので、毎日状態を見ながら栽培している」と平山さんは話す。現在は、3・2eのハウスで約500個のナイルメロンを栽培する他、圃場を借りて水稲を630e、麦227eを栽培している。そのため、一年中忙しく、なかなか家を留守にできないが、「年に1回、
11月に妻と旅行することが楽しみ」と話す平山さん。田んぼとハウスの行き来がストレス発散や気分転換にもなっているという。ナイルメロンはカタログギフトとして販売。北海道から沖縄まで全国に発送している。「上郡町産のメロンを全国の方に食べてもらえていると思うと、いい加減な仕事はできない」と話す平山さん。購入者からは「年々おいしくなっている」と評判も上々だ。購入者からの言葉が励みになり、さらにおいしくなるよう勉強するため、相乗効果で品質が良くなっている。
 毎月1回、会員同士の圃場を巡回することで栽培技術の統一や情報の共有化を図り、部会全体で技術の向上に取り組む。栽培を指導する光都農業改良普及センターの本田理普及主査は、「品質の高いメロンを収穫するために丁寧な水やりや温度管理を心掛けられています」と太鼓判を押す。「これからも希少な産地として味と形を追求し、2Lや3Lの大きな玉を多く出荷するのが目標」と意気込む。

早朝からハウス内で苗の管理をする平山さん 綺麗なネット模様が入ったナイルメロン。皮の際までてべられ、あっさりとした甘みで、気品のある味が特徴だ。

丹波市同年代との情報交換を大切に 

 「旬の野菜を旬に食べるのが一番おいしく感じられます」と話す丹波市稲継の岩本望さん(30)は、野菜の露地栽培を貫いている。岩本さんは農業高校を卒業後、大学へ進学して野菜の栽培技術や農業経営の知識を学んだ。その後、学生時代の恩師の紹介で、地元の農業高校に1年間実習助手として勤務。その中で、農業にはいろいろな可能性がある一方で、自分が想像していたものと異なる点も感じたことから、自分の思い描く農業を実現するために2010年、実家で就農した。
 「農家に生まれ、幼いころから農業は身近にあり、就農は当たり前の感覚でした」と岩本さんは話す。現在は、トマトやスイカなど少量多品目の露地野菜を約1fと水稲を約4f栽培。その他、夏野菜やタマネギの苗の出荷も行っている。また、祖母の代から継承している「振り売り」では、購入者と接することで、野菜を見る反応や意見を直接聞くことができるので、近隣の都市部に出向いている。両親のサポートがあるため栽培での大きな失敗はないが、就農当初は「休みが取れない」「給料が出ない」「すぐに結果が出せない」など、農業経営の現実と勤めていたころとのギャップに戸惑うことがあったという。その際に出会った、若手農業者で構成する「丹波大空の会」や「認定農業者会」で同年代の農業者と情報交換することで、横のつながりの必要性や重要性を感じた岩本さん。一人で黙々と作業をするだけでなく、視野を広げるために地域の行事にも積極的に参加している。「基本を変えず、時代の流れに合わせて作業の効率化を図っていきます。水稲で有機栽培やエコファーマーを目指しながら、作付面積を倍にしたい」と未来を見据えている。

販売用の苗を手入れする岩本さん

南あわじ市周りの助けに感謝

 タマネギ(45e)とレタス(45e)、水稲(47e)を栽培している、南あわじ市志知中島の豊原智美さんは「義父や近所の方々に農作業のイロハを教えてもらえたおかげで、この一年を乗り切ることができました」と感謝する。智美さんは、義母が体調を崩したのを機に、昨年就農した。夫は勤めの関係で農業ができないため、智美さんが中心になって作業を行っている。
 「農業は子育てと同じ。手間を掛ければいいものができ、作物が成長する喜びを味わえるのが魅力です」と話す。最初は、病気が出た際の対応や、肥料をまくタイミングが分からず、苦労したという。今では試行錯誤しながら栽培技術を磨いている。「作業のない日は奇麗な格好で出かけてリフレッシュしています」と女性ならではの方法でストレスを発散している。

大きく育ったレタスを手に智美さん
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